東林寺(唐泊山)
この寺は、臨済宗妙心寺派の寺で、栄西(1141〜1215年)が二度目の渡宋(1187年)から帰国した後建立したものです。
集落の背後に丘陵があるという立地が宋の東林寺に似ているところから、この名がつけられたと云われています。
境内には、栄西が修行に使用したと伝わる『座禅石』、『栄西禅師像』、『万葉歌碑』があります。
ここから見下ろす唐泊港は、古くから天然の良港として知られており、港に南面するため、奈良時代の遣新羅使はここで
風待ちをして、朝鮮半島へ向かったと云われています。
そのため、此処に渡航者の宿が置かれたことから唐亭と呼ばれました。
また、江戸時代には、能古、浜崎、今津、宮浦と並び、『筑前五ヶ浦廻船』の港として栄えました。案内板より 福岡市西区大字宮浦359 |