豊津国府政庁跡と万葉歌碑

豊前国府の第V期(9世紀後葉〜10世紀後葉)の政庁は、10世紀中頃に一度建て替えられています。第V期の前半代の政庁は築地塀によって南北に長い長方形に区画されていたことが発掘調査でかくにんされています。第V期後半代では政庁内部の建物は明らかになっていませんが、この場所で同時期の築地塀の雨落ち溝が発見されています。この場所は構成の開墾等による地形の変化が少なく、周囲にくらべ1〜1.5mほど小高く残されていました。この高さが平安時代の国府政庁が建築されていた、地表の高さに近いものと想像されます。


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豊前国府政庁跡全体図

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